大人の矯正治療 | Orthodontic
矯正治療は、子供がするものだと思っていませんか?本来、矯正治療には年齢制限はありません。どなたでも受けられる治療です。
歯は顎の骨の中に植立していますが、一つ一つの歯は歯根膜と呼ばれる薄い膜状の組織に包まれています。
歯根膜にある細胞の働きで、歯は歯槽骨の中で移動することができるのです。歯根膜は一生動きます。そのため、いくつになっても矯正歯科治療を始めることができるのです。
最近では20~30代の患者さんはもちろん、50歳・60歳を過ぎて治療を始める方も少なくありません。気になる方は、ぜひご相談ください。
矯正を始めるメリット | Orthodontic
1.噛む環境が整い、歯を長持ちさせることができる
2.歯並びのコンプレックスが解消できる
3.自分の納得できる方法を選択できる
4.噛み合わせが良くなって、肩こりや不定愁訴が楽になる
5.歯ぐきも健康になり、口元にハリが出て表情が若々しくなる
目立たない矯正装置 | Inconspicuous
歯の表面にワイヤーを装着する矯正治療は、口を開けたときに目立ってイヤという声をよく聞きます。最近では目立たない装置が登場し、人目を気にしない方も増えています。当院では目立たない矯正治療を行うために、幅広い矯正装置を取り揃えています。
【目立たない矯正装置】クリアブラケット矯正
これまで矯正治療では、あのギラギラとした金属製の装置が主流でした。
しかし近年、金属部分に半透明で見えにくいセラミックやプラスチックを使用した、新しい矯正装置が登場しています。
この装置はクリアブラケットとよばれ、歯に装着するパーツが白いセラミックやプラスチックでできているため、歯とよくなじみ、目立ちにくいのが特徴です。
【クリアブラケットの特徴】
・色調が歯の色に近く装置が目立たず気にならない
・ほとんどの症例に適用できる
・表面が滑らかで汚れが付きにくく、変色もない
・丈夫で壊れにくい
・からだに害がなく金属アレルギーがある方でも安心して使用できる
矯正治療の流れ | Flow
【STEP1】相談
現在、歯並びで気にされていることをお聞きし、それを改善する治療方法や矯正装置の装着期間や治療期間、治療費など、大まかな内容をご説明いたします。
【STEP2】検査
レントゲン・口腔内写真・歯周病検査を行い、問診表をもとに治療方法を診断・分析します。また、歯型も採ります。
【STEP3】カウンセリング(診断)
検査結果をもとに、画像をお見せしながら分析結果をご説明いたします。それに併せて治療期間や料金もご提示いたしますので、治療を受けるかどうかは患者さんご自身で判断していただきます。
【STEP4】治療
歯を効果的に動かすためには、矯正装置の定期的な調整が必要ですので、月に一度、来院していただきます。装置に汚れが付着していれば、クリーニングをして取り除きます。
【STEP5】保定
歯を固定させる保定期間に入ります。通常、歯が移動した後、その場所に落ち着くまでに2、3年かかります。そのため、取り外しができる保定装置を使って定着させます。半年に一度、通院していただき、状態を確認します。
矯正歯科に関するよくある質問 | Q&A
Q. 矯正歯科治療は何歳まで受けられますか?
ただし、悪い噛み合わせを何十年も放置していた結果、治療が難しくなる場合もありますので、できるだけ早く治療を開始することをお勧めいたします。
Q. 上の前歯の並びだけが気になるのですが、部分的な矯正はできますか?
とはいえ、部分矯正と言っても、問題がある歯のみに装置を付けて歯を動かすことはできません。
全体の噛み合わせを考えて、装置をつける箇所を判断する必要があるからです。どの程度装置を付ける必要があるのか、治療期間にも個人差があることをご了承ください。
Q. 矯正歯科治療では抜歯が必要だと聞いたのですが……
出来る限り歯を抜かないで治療することは、矯正医も患者の皆様も気持は同じです。
あごを横にひろげたり、歯を後ろに動かしたり、歯の幅をせまくしたりすることで隙間を作ることが出来る場合は、歯は抜く必要がありません。
しかし、隙間を作れなかった場合や、口元が前に出ているのを改善したい方は、抜歯が必要な場合もあります。
Q. 矯正歯科の治療期間と通院間隔はどれくらいですか?
Q. 矯正歯科治療中の痛みはどの程度ですか?
ブラケットにワイヤーを装着すると、持続的な力が歯にかかります。
歯が動く時には、骨の中の歯根周囲で炎症反応が生じ、それが痛みの原因となっています。そのとき、虫歯の痛みと違った歯が浮くような感じがする場合や、物をかむときに鈍い痛みを覚えることがあります。
この痛みは数日続くことがありますが、1週間くらいで消失します。当院では治療初期には極めて弱い力で歯を動かしますので、炎症の度合いが少なく、あまり痛みを感じることはないでしょう。
痛みの感じ方は個人差がありますが、実際に当院に通院中の方の中には、全く痛くないですと言われる方もたくさんいらっしゃいます。
Q. 矯正装置が壊れたらどうすればいいのですか?
矯正装置は入れ歯などと異なり、治療期間内にだけ効果を発揮する器具です。耐久性を求めることが目的の装置ではないので、治療中に壊れてしまうことがあることをご理解ください。
Q. 矯正装置を着けたら、食べ物の制限はありますか?
Q. 矯正装置をつけたままスポーツや楽器の演奏はできますか?
また、スポーツでは格闘技が要注意です。
こういった場合は、装置をガードする歯科用マウスピースを使って対応することができますので、治療前にご相談ください。
Q. 矯正歯科治療後、もとに戻ったりしませんか?
装置をはずした直後の歯はかなり動揺していますので、きちんと保定を行わないと歯が動き出す場合があります。
通常、この保定には保定装置(リテーナー)という後戻りを防止する装置を用います。この装置をきちんと使用することも矯正歯科治療の大事な一部です。
保定期間は、最低でも歯を動かしたのと同じ期間、できれば2年は必要です。
その後も、正しい噛み合わせを維持するためには、年に1回の定期検診を受けることが大切です。
Q. 矯正歯科治療中に妊娠しても大丈夫ですか?
しかし、レントゲン写真をとることはできるだけ避けたほうが安心です。
当院では最新のデジタルレントゲンを導入しており、従来のレントゲンに比べてX線量が10分の1程度で済みますが、妊娠の可能性がある場合は必ずご申告ください。
Q. ブリッジや差し歯があります。矯正歯科治療はできますか?
ただし、天然歯(治療をしていない歯)と比べて接着剤がつきにくいため、何度か治療途中で矯正装置がはずれてしまう可能性があります。
はずれたときには再度接着剤でつけ直せば問題ありません。
Q. しばらく通院できなくても大丈夫ですか?
たとえば出産やけがのための入院や、短期間の留学や受験で忙しいなどです。
そのような場合でも、しっかり歯磨きをしていれば特別問題はありません。ただし、その間は治療の進行が遅くなります。
もしも矯正装置が壊れてしまったときには、何らかの応急処置が必要になる場合があります。その際にはスグにご連絡ください。