睡眠時無呼吸症候群とは・・・？ | Mouth guard
睡眠時無呼吸症候群（Sleep Apnea Syndrome）とは、睡眠中に何度も無呼吸状態を繰り返す病気です。
無呼吸状態が1時間の睡眠中に5回以上、または7時間に30回以上の頻度で起こる方は、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
症状の原因でもっとも多い（全体95％）のは、下顎の狭小・扁桃腺（アデノイド）の肥大、もしくは肥満などによって喉や鼻の奥にある空気の通り道が塞がれているケースです。
これを特に『閉塞性睡眠時無呼吸症(OSAS)』と呼びますが、当院ではこのOSASに対する治療を提供しています。
閉塞型睡眠時無呼吸症(OSAS)の治療法 | Merit
OSASへの治療方法として、内科的治療や外科的治療、また生活習慣の改善などが挙げられますが、歯科ではマウスピース（スリープスプリント）によって症状の発症を防止します。
スリープスプリント療法
当院ではOSASの治療として、スリープスプリントと呼ばれるマウスピースを作製し、提供しています。
スリープスプリントを就寝時に装着することにより、舌や下顎を上顎よりも前方に固定し、喉奥の気道スペースを広げて気道の閉塞を防ぎます。
治療の効果について
スリープスプリントによる治療では、睡眠時に装着することで舌を前方に挙上させ、軟口蓋後方の気道も拡大されることによって空気の通り道を確保することができます。
治療の有効性は確立されており、内科的治療、外科的治療に比べて安価です。
また、装置は小さく軽量なので、出張や旅行に出かける際にも持ち運びしやすいといったメリットもあります。
ただし、以下に当てはまる患者様の場合はスリープスプリントをお作りすることができません。 あらかじめご了承ください。
- ・歯で固定するので、健康な歯がなければ使用できません。
- ・同様の理由で、歯周炎がひどい場合や虫歯が多発している場合は使えません。
- ・また、顎関節症の場合なども使用することができません。
OSASにお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。